目次
ロードバランサーを使用してWebサーバを公開する
はじめに
概要
使用するサーバ・アプライアンス
例
ロードバランサーを使用してWebサーバを公開する
はじめに
概要
このページではマーケットからロードバランサーを購入し、2台のWebサーバをロードバランサーを使用して公開するまでの例を記載します。
使用するサーバ・アプライアンス
CentOS 6.2 仮想サーバ 2台(Webサーバが構築されていること)
システムラック(沖縄サイト)
外部ファイアウォール(沖縄サイト)
ロードバランサー
例
ロードバランサーの購入と配置
マーケットの「内部ルーター」から「ロードバランサー」を選択して購入します。
購入後、公開したいWebサーバと同一のラックに配置します。本例では、以下の構成を想定し設定を行います。
ロードバランサー(以下、LB)を配置後、LBの「詳細」画面「ネットワーク設定」タブで、IPアドレスを設定して起動します。
起動後
管理画面への接続方法
を参考に設定を行い、管理画面へアクセスします。
ロードバランサーの設定
1. Webサービスのロードバランシング設定を作成する
LBの管理画面トップから、「Manage」>「Farms」と選択します。
Farms 画面上【Configure a new Farm】項目に、新しい設定名を入力(例:lb-web-http)し、profile に HTTP を選択します。
Save and continue をクリックし、設定を保存すると、次にサービスを受け付ける IP・Port を設定する項目が表示されます。
適切な値を入力し、Save をクリックします。
2. 作成された設定を編集する
Farms table の一覧に先ほど作成した【lb-web-http】が表示されていることを確認します。
【lb-web-http】項目の Actions 欄にある【Edit】アイコンをクリックします。
【Add service】項目に、新しいバランシングのサービス名を入力(例:web-service)し Add をクリックします。
クリック後、画面上部に表示されるTIPに従いサービスを再起動します。(文字の最後にあるアイコンをクリックし、サービスを再起動します。)
作成されたサービス web-service の【Persistence session.】項目を、COOKIE に変更し、Modify をクリックします。
クリック後、画面上部に表示されるTIPに従いサービスを再起動します。
サービス web-service の項目内にある、 Actions 欄にある Add Real Server アイコンをクリックし、Webサーバを追加します。
本例では、2台のWebサーバを登録しています。
Address
公開したい実際のサーバのIPを入力します。LBがアクセスできるIPを入力してください。
Port
公開するポート番号を入力します。
Timeout
アクセスする際のタイムアウト秒を入力します。
Weight
サーバの優先度を指定します。1~9 の値で入力します。
設定はこれで完了です。登録されたサーバと通信が可能かを確認する際には、Farms table の Actions 欄にある View アイコンをクリックします。
3. Web画面へアクセスする
外部Firewall 上で「NAT」「ファイアウォール」設定を実施後、正常にWeb画面が表示されれば正常に設定が反映されています。
実際にアクセスが行われているかどうかは、各サーバのアクセスログを確認してください。
以上で設定は完了です。更に詳細な設定方法などは、
Zen Load Balancer HP
を参照ください。